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2018年4月18日 (水)

失われた近代建築

Cimg9875

「失われた近代建築」という本を図書館で借りてきました。

写真:増田彰久
文:藤森照信
取り壊されて、現在残っていない近代建築を、増田氏の写真で紹介して、藤森氏が解説を書いてられる本です。

読み始めたところですが、すぐに面白い文章が出てきましたので紹介します。

Cimg9876
上の写真は、大阪ビルディング東京分館二号館です。
昭和6年に建てられたオフィスビルです。
このビルの平面は、当時としては珍しいコアシステムを取り入れています。
コアシステムというのは、エレベーター、階段、洗面所などテナントが共同で使うスペースを中央に置く平面です。

今では、コアシステムというのはオフィスビルの定番ですが、これを日本で最初に導入したのはこのビルだそうです。

導入したのは大阪の建築家の渡辺節です。
渡辺は、大正9年にアメリカを視察して、アメリカのオフィスビルがヨーロッパを完全に抜いて発達していることに驚き、直ちに筆頭スタッフの村野藤吾をアメリカに派遣し、最新動向を学ばせたそうです。

村野氏によると、渡辺の指示により、船も列車もホテルも食事もすべて一流を経験する豪華視察旅行だったという。

贅沢をちゃんと味わわなければ本当にいい建築は作れない、と渡辺は自分の過去を振り返って確信していた。

渡辺は学生時代、吉原から大学に通い、教授の辰野金吾から「白粉(おしろい)くさい」と怒られたと伝えられている。
いい時代だったのだなぁ~coldsweats01

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